ご挨拶

―― MARUMON CITY HIROSHIMA / 70’s セブンティーズ ――

70’s セブンティーズ――
それは年代を示す言葉ではなく、
「時間の速度を落とす」という選択の名。

急がず、競わず、
「在る」ことを観ることに、全力で。
触れられ、迎えられ、
やがて記憶の中で、静かに熟していく存在。

セブンティーズで皆様が出逢うのは、
新作を追い並べていく道ではなく、
“いまの自分”が
自らの原点をひとつずつ通過していく、
そのための旅路です。

 

玩具とともに生きる。
それは、いま思えば、最初から心のどこかで
決めていた道だったのかもしれません。

幼い頃、触れることのできなかった怪獣たち。
怪獣やヒーローのソフビは、憧れそのものであり、
想像の翼をひろげてくれる、もうひとつの世界でした。

時を経て大人になり、
再びその怪獣たちを手にとった瞬間、
心の奥に眠っていた記憶と憧れが、
静かに、しかし確かに溢れだす自分に出会いました。

「この想いとともに生きていける場所をつくりたい」

その一心で、2015年、広島の地に
ソフビ専門店〈70’s セブンティーズ〉を開きました。

地方で、Sofviの専門店として創業すること。
前例も多くなく、決して平坦な道ではありませんでした。
それでも、お客様が怪獣を手にした瞬間に訪れる、
それぞれの“記憶の扉が開くとき”に立ち会うたび、
この店を続けてゆく意味を、何度も確かめてきました。

そしてコロナ禍を経た2023年以降、
セブンティーズを取り巻く景色は、大きく変わりました。

マルサン公認店として、
MARUMON(マルモン)という
日本が誇るオリジナル怪獣ソフビ文化の原点と、
真正面から向き合う立場を授かり、
いま私たちは
**「マルモンシティヒロシマ」**として歩みを進めています。

昭和の空想力。
造形に込められた思想。
そして、触れた人の心に静かに宿る“声なき声”。

ソフビは、ただの玩具ではありません。
それは、時代と心をつなぐ依り代であり、
人と人、国と国を結ぶ、
やさしい文化のかたちだと、私たちは信じています。

この場所は、
Sofviを「買う」ためだけの店ではなく、
Sofviと「出逢い・再会」した
“いまの自分”が、
Sofviと共に在るために、
怪獣使いたちが、ふと立ち寄る場所でありたい。

昭和・平成・令和へ。
そして、その先へ。

マルモンシティヒロシマは、
今日も静かに、扉をひらいています。

 

マルモンシティヒロシマとして、
玩具という名の現代の宝物を
お届けできることへの、感謝と感激。

株式会社MARUSAN
代表取締役社長 神永英司 様
ただ、静かに「ありがとうございます」。

この道へと気づかせてくださった、
怪獣玩具の生みの親であられる
鐏三郎(いしずき さぶろう)様。
心より感謝申しあげます。

どうかこの先も健やかに、
幸多き日々が続かれますよう、
深くお祈り申しあげます。

この静謐な Sofvi の空間を、
これからも大切に、
大切に育んでまいります。

2026.2.11
70’s セブンティーズ